蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

ズバズバの日

今日はいつもの様に神保町歩き。天気はいいし空気は爽やか。言うことなしのコンディションとあって、古書の街もなかなかの賑わいぶりでした。

来週からは恒例の「神田古本まつり」も始まるとあって、何だか街全体に大きな催事前に特有の活気みたいなものも感じられます。

じゃあこちらも来週末に備えて・・・という訳でもないのですが、今日選んだ本は新書を1点のみ。これだけではちと寂しいかなと、中古盤屋さんへも足を延ばしてみる事にしました。

近頃気を付けて見る様になった入り口脇の“3点で1000円均一”のコーナー。早速エサ箱に顔を突っ込んでチェックしてみると・・・あれ?ブダペスト弦楽四重奏団によるハイドンの『エルディーディ四重奏曲集』があるじゃないですか。

これはこれはと更に入念に物色すれば、たちまちバレンボイムとズーカーマンとデュ・プレが演ったベートーヴェンピアノ三重奏曲集』も。

こういう時は上手くしたもので、大抵3つめも首尾よく見付かるもの。案の定、ややあってからブロムシュテット指揮シュターツカペレ・ドレスデンベートーヴェン『第9』1985年のライヴ録音を発見。これで3点揃いました。

ブダペストSQ.のハイドンブロムシュテットは以前から“聴きたいリスト”に入れていたもの。ベートーヴェンのピアノ・トリオは初見でしたが大好きなデュ・プレの未聴音源です。

聴きたかったCDがまるで狙った様にズバズバ現れてすっかり上機嫌。CDショップを後にしてこれまた顔馴染みのコーヒー・ショップへと足を運んだ夕暮れ時だったのでした。