蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

雨の神保町で

今日の午後から明日の午前中に掛けて「爆弾低気圧」とやらの影響で東京も大荒れの天気という事だったのですが、午後一番で神保町で開催中の「さくらみちフェスティバル」を覗きに行きました。

靖国通りに到着してから暫くの間はドンヨリとした空模様ながら何とか持ちこたえていたのですが、小一時間程もすると大粒の雨がバラバラと。

降り始めの内こそ降ったり止んだりといった状態でしたが、15時を回った辺りから本降りに。せっかくのイベント・デイも至って普通の「雨の土曜日」になってしまいました。

気象情報によれば時間が遅くなればなる程雨も風も強くなるという事だったので、馴染みのお店だけを訪問して16時過ぎには帰途についたのですけれども、それなりに充実した各店の品揃えの中から3点の書籍を持ち帰る事になりました。

中でも嬉しかったのは、国立極地研究所の編集による大部『南極の科学』(古今書院)から第3巻の「気象」を理工書専門店の新着コーナーの棚に見付けた事でしょうか。

1988年とやや古い刊行ながら、極地の気象を包括的に扱った類書はなかなか見当たらず、今もって貴重な一冊と言えます。

その他にも品切れ中の文庫と新書を1冊ずつ買い求めて、次第に雨脚の強くなって来た古書の街を後にしたのでした。

・・・もちろん今夜は『南極の科学』とにらめっこをしています。