蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

新しいフォント

Linux 環境に変わってから何となく抱き続けていた「ちょっとした違和感」・・・そう、どうもフォントがシックリ来ないのです。

全体的に妙にボッテリとして野暮ったく、少しポイントが小さくなると潰れてしまってもう単純に「視覚的に美しくない」。

ブラウザなどに搭載されている各種フォントをいろいろと入れ替えてみたのですが、どうもどれを取ってもイマイチでパッとしたものがありません。

で、しばらく前から何か良いものはないかと折に触れて探していたところ、数日前に Ricty というプログラム向けに開発されたフォントがある事を知りました。

サイトを巡りレヴュー等を集めて流し読んでみると視認性の良さには定評があるようですが、どうやら導入にひと手間掛かる模様。

・・・という訳で日曜日にダウンロードとインストールを試みました。ちょこちょこ失敗を重ねながらも何とか無事にターミナルからフォントを生成する事に成功し、まずはそのターミナル自体の設定変更から。

試しにいくつかコマンドを打ち込んでみると・・・おぉ、これは確かに美しい。特に「I(大文字のアイ)」と「l(小文字のエル)」と「1(数字のイチ)」や、「O(大文字のオー)」と「0(数字のゼロ)」辺りの視認性は抜群です。

続いて日本語をひらがな、カタカナ、漢字と入力してみると、んん?う〜む・・・こちらは何となく間延びした感じでもうひとつ。しかも全角スペースを入れると必ず点線で四角形が描画されてしまいます。

もしやと思ってブラウザにもこのフォントを設定してみると案の定、ウェブ・サイトの記事やデータでもありとあらゆる全角スペースにシッカリ「点線の四角形」が。

これはかえって読み辛そうだな〜とも考えつつ、まぁせっかく生成したのだからと暫くはこのフォントを全面的に使ってみる事にしました。

ターミナルとエディタについてはこのフォントが大いに威力を発揮しそうですが、ブラウザ向けには(あまりにも具合が悪ければ)改めて別のフォントを物色する事になるかも・・・です。