蒼風閑語

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最高峰の凄味

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、久々に「真剣勝負」というものの醍醐味を味わうことの出来た、野球の国際大会でした。

人並み外れて高い身体能力を持つ選りすぐりの選手によって構成された各国のチームが、本当に真剣に、きりきりと締め付けてくるような緊張感の中で試合をする訳ですから、これが見ていて面白いものになるのは、ある意味では当然の事だと言えるのかも知れません。

オリンピック、ワールド・カップ、ウィンブルドン、マスターズ、世界陸上からツール・ド・フランスに至るまで、国際大会の最高峰と呼ばれているものに共通する、黙って観ているだけで自ずと伝わってくる「物凄い感じ」がこの大会にも確かにあったのだと思います。

極々個人的には、決勝戦の8回、クローザーの大塚投手が登場するとき、球場でちゃんとAC/DCの"Hells Bells"が流されていたのがとても嬉しかったりしたのでした。