理化学辞典
最近は生物物理や物性論のテキストを読んでいる事が多いので、これまであまり馴染みの無かった化学の知識を積極的に仕入れる様にしています。
図書館で物理の専門書を精読する時は傍らに培風館の『物理学辞典 3訂版』を携えておく事が多いのですが、上記の様な「物理化学」的色彩の濃い分野となると、俄然岩波書店の『理化学辞典 第5版』が精彩を放ちます。
しっかり書かれた一般化学の概説書を1冊用意してこれと併用すれば大抵の事は解決出来てしまう上、「理化学」と命名されているだけあって記述は所謂“自然科学”全般に及ぶ広範なもので、その汎用性の高さと使いでの良さはかなりのもの。
使う程にその利便性が病み付きになって行く感じで、現行の第5版が安く出ていたら買っておいても良いかなと考え始めていた折りも折り、昨日馴染みの古書店に顔を出してみると、あれれ?・・・入ってますねぇ。
しかも中古の辞事典となると通常は、程度の差こそあれ本の各部に多少のダメージを受けているものですが、これはほぼ新品同様でなかなか良好なコンディションです。う~んどうしよう・・・。
結局、先月末に神保町ブックフェスティバルで入手した『新版気象ハンドブック』(朝倉書店)に続いて“格安の大物”が我が家にやって来る事になりました。現在は出し入れの容易な「本棚の一等地」を本書の為に確保すべく、あれこれ思案を巡らせているところです。
- 作者: 長倉三郎,井口洋夫,江沢洋,岩村秀,佐藤文隆,久保亮五
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1998/02/20
- メディア: 単行本
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