蒼風閑語

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暑中見舞

カレンダーの行事欄を眺めてみれば、昨日19日には「夏土用の入り」とありました。ということはこれから18日の間が所謂「暑中」という事になります。

昨日の「夏土用の入り」から8月7日の「立秋」までの間に出す時候の挨拶状が「暑中見舞い」で、立秋を過ぎると「残暑見舞い」となったりするのは皆様も既に御存知の通り。

じゃあ英語では何と言うのかしらん・・・と和英辞典をひっくり返してみると、見出し語の例文に“暑中見舞いを出す”とあってこんな英訳例がありました。

"send a summer greeting card"

"write asking after health in the hot season"

三省堂ウィズダム和英辞典』より抜粋)

う~む・・・何とも説明的な表現で「暑中見舞い」の一語から感じる印象とは程遠いものになっていますが、“夏の暑さが厳しい折に親しい人の体を気遣って出す書簡”という語義をそのまんま英語に置き換えた感じでしょうか。

ものはついでにと【残暑】を同じ辞書で引いてみると、こちらは "the heat of late summer" とやや詩的なニュアンスも。

そういえば Don Henley"The Boys of Summer" という「晩夏」を色濃くイメージさせる名曲がありました。いや、「夏土用」とも「暑中見舞い」とも別段関係は無いのですけれども・・・。