蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

「大雪」の日に

これはそろそろ湯タンポでも出しておいた方が良いのかなと思わせる、「キリキリッ!」と空気が軋(きし)む音が聞こえて来そうな「大雪」の朝。

窓から見える青空の美しさにも助けられ、布団の中で根が生えそうになるところを何とか起き出して、何はともあれ温かいコーヒーだと薬缶を火に掛ければたちまち窓が“霜降り状態”になってしまう辺りは、もうすっかり真冬の室内風景です。

例によって午前中を新聞とラジオとコーヒーで過ごしておいて、午後からは丸の内の大型書店まで出掛ける事にしました。発売を楽しみにしていた専門書がこの週末に発刊されたという事なので、そろそろ店頭に出ている頃かも知れません。

店内の理工書フロアに向かうと、黄色と白のツートンカラーに彩られた2巻組の表紙が揃って並んでいます。せっかくなので暫く店内をあちこち物色して、これも少し前に出たばかりの小さな本をサブテキスト代わりに所望しておく事に。

これから当分の間はこの3冊でもって、先日読了した“岩波講座現代物理学の基礎”第6巻『統計物理学』の中で未消化になっている部分を、ユックリと反芻(はんすう)し再咀嚼(そしゃく)して行く作業を愉しむ事になりそうです。

統計力学〈1〉 (新物理学シリーズ)

統計力学〈1〉 (新物理学シリーズ)

 
統計力学〈2〉 (新物理学シリーズ)

統計力学〈2〉 (新物理学シリーズ)