蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

3年越しの出逢い

昨日は2009年になってから最初の神保町歩き。強い北風に飛ばされそうになりながら、馴染みのお店をいつもの順番で一巡りして来ました。

昨年暮れとは棚模様が大きく変わっているところ、年末から続く店内改装が未だ終わっていないところ、歳末に訪れた時から佇まいの変わらないところなど、年が改まって各古書店が見せて下さる店内の表情も実に様々です。

古書店を一通り廻った後は大型の書店に立ち寄って、文庫本を何冊か購入したり話題の新刊をチェックしたり。ついでに文房具売り場にも足を伸ばして新しいノートや筆記具も買い揃えたり。

必要なものをあらかた手配しておいてから、散歩がてらに裏通りを歩く内にふと入り込んだ小さな古書店で、数年前から読みたいと思いながら後回しにしていた書籍を発見。幸い本の状態も良好です。

そんな訳で今回我が家にやって来る事になったのは、マーティン・ルーサー・キング著/中島和子・古川博巳役『黒人はなぜ待てないか』(みすず書房)。以前ローザ・パークスの自伝に目を通した折に併せて読みたいと思っていた一冊。

手許の読書記録によれば、どうやらおよそ3年越しの出逢い。何だか読み始めるのがとても楽しみです。

黒人はなぜ待てないか

黒人はなぜ待てないか