蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

砂時計とセレナード

今日も朝からキレイに晴れ上がって、とても気持ちの良い“冬土用の入り”となりました。

立秋」前の「夏土用」の場合と同様に、これから「立春」までの18日間が寒さの最も厳しい折、という事になります。

・・・が、今日は先週末に比べると随分暖かく感じられました。表を歩いていても手袋は必要無い位だし、暖房の効いた建物に入るとたちまち汗ばんで来る程。

こんな日はゆっくりと散歩でもするに限ると思い立ち、午後からは多摩川の河川敷をいつもより時間を掛けて散策していました。

そうそう、帰りには近所の中古雑貨屋さんに立ち寄って、その佇まいが何週間も前から気になっていた砂時計と、モーツァルトの『ポストホルン・セレナード』の古い録音を復刻したCDを購入したのですよ。

バリリ四重奏団とウィーン・フィル木管グループに2本のトランペットとティンパニを加えた“縮小版ウィーン・フィル”の奏でるアンサンブルは、モノラル録音ながらまさに「優雅」の一言。

買ったばかりの砂時計を意味も無く何度もひっくり返しつつ、古き良きウィーンの調べに耳を傾けていた“冬土用の夜”だったのでした。

モーツァルト:セレナード第9番&第11番

モーツァルト:セレナード第9番&第11番