ゆっくりと
梅雨も“たけなわ”と言っても良さそうな程蒸し暑くなった今日、例によって神保町の古書店街を歩いていました。
ここ数ヶ月というもの、古書店を巡回するのも何となく気忙しくなっている感じだったので、今日は久々に時間を気にせずユックリと馴染みのお店の品揃えを検分してみました。
最近図書館で結構熱中して読み進めている杉森久英氏の著作集をあたってみたり、あと一冊で全てが揃う「八代集」の端本を探してみたり、息抜きにバーゲンブック専門店の書架をジックリ眺めてみたり。
古書店を一通り回った後は中古盤店に足を伸ばして、LPとCD両方の売り場でアレコレと品定め。ベームのベートーヴェンをLPで2枚、アバドのプロコフィエフをCDで1枚選んでイソイソとレジへ向かいます。
古書籍の探し物については次回以降に持ち越しになったのですが、バーゲンブックのお店で何とも可愛らしい“野菜の切り方”の本を見つけられたのが、今日のちょっとした収穫と言えるでしょうか。
選ぶ対象が「文献」であれ「音源」であれ、やはり棚の検分には可能な限りユッタリとした心持ちで臨(のぞ)みたいものです。
なかなか難しいコトですけれども。