蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

文庫でクラシック

今日の日中は、オモテでジッとしているとそれ程でも無かったのですが、あちこち歩き回ったりしているとシャツ1枚でもちょっと汗ばんで来る位の陽気でした。

それでも陽が落ちてしまうと、夜の街を少しばかりそぞろ歩きするにはちょうど良い按配の空気感。そこで今日は久々に大型の新刊書店を覗いてみる事にしました。

とはいえ帰宅途中の寄り道ですから、各フロアに時間を掛けてジックリと・・・という訳には行きません。こういう時は文庫・新書フロアの狙い撃ちです。

ぐるりと売り場を一巡りしてみると、やはり最初に食指が動いてしまうのは筑摩書房のライン・アップ。特に“ちくま文庫”・“ちくま学芸文庫”には毎月良書が目白押しです。

暫しあれこれと書架の上に目を彷徨(さまよ)わせてから選んだのは、音楽評論家吉田秀和氏の新しく編まれたアンソロジー『世界の演奏家』(ちくま文庫)。

ちくま文庫の吉田氏のコレクション・シリーズからは、これまでにも『名曲三〇〇選』と『私の好きな曲』を読了しているのですが、何れもボリューム・読み応え共に抜群の面白さでした。

帰りの電車の中では早々と最初の数十ページをツマミ食い。後は今夜から“布団の中でのお愉しみ”となりそうです。

世界の演奏家 吉田秀和コレクション (ちくま文庫)

世界の演奏家 吉田秀和コレクション (ちくま文庫)