音楽エッセイ
昨日今日とこの2日間は暖かくて、比較的過ごし易いお日柄が続いています。
日が落ちるとそれなりに冷え込んでは来るのですが、日中の暖かさを体が覚えているのでしょうか、寒くはあっても何となく体が縮こまらない感じです。
こんな日にはやはりフラフラと寄り道をしたくなるもので、今日は久しぶりに大型の新刊書店を覘いてみることにしました。
入り口を入るなり、ドーンと目に付くのは「カレンダーフェア実施中!」の告知。そういえばそうだわいとポスターの文字を横目で見ながら、今日はあまり大きな荷物は抱えたくないのでパス。
文庫・新書のフロアをしばし物色していると、吉田秀和氏の新しいアンソロジーが出ているのを発見しました。『音楽の旅・絵の旅』(ちくま文庫)です。
手にとってパラパラと中身を検めてみれば、どうやら1979年中央公論社刊の表題作と、翌1980年に鎌倉書房から刊行されたエッセイ集『音楽の光と翳』の2冊を併録したものの様です。
特に後半のエッセイにはなかなか味わい深いものがありそうだったので、今夜はこれを買い求めておく事にしました。文庫ながら400ページを超えるタップリめのボリュームなので、年末年始にゆっくり愉しむには打って付けの一冊かも知れません。