蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

今日は「穀雨」

今日4月20日は二十四節気のひとつ「穀雨」でしたが、空模様の方はカラリと晴れ上がった上天気。

ただ天気は良かったものの気温の方はそれほど高くなく、日向は暖かいけれども風が吹いたり日陰に入ったりすると肌寒さを感じるという、やや微妙な空気感でした。

特に陽が落ちてからの冷え込み具合は冬の名残(なごり)すら感じさせるもので、夕方以降はカバンの中に忍ばせておいたマフラーと手袋が大活躍です。

そんな“冬の装い”でも帰宅途中には馴染みの古書店に顔を出し、閉店までの僅かな時間ながらも古本の背表紙と香りの中で過ごす事しばし。

均一台に何冊か差し込まれていた“岩波講座基礎数学”分冊の中から一冊を選んで、電車の中でつらつら眺めながらの帰宅となったのでした。

まるで文庫本でも買う様な気軽さでシッカリと書かれた数学書を手にして、電車に揺られながら最初の数ページに目を通す・・・何ともコトバにし難い“至福の時”では、あります。