エディタを使おう
およそ2週間ばかり前にネット古書店で買い求めていた、鐸木能光(たくき・よしみつ)氏2007年の著作『新・ワードを捨ててエディタを使おう』(SCC)を読了しました。
実はしばらく前からメインに使うエディタの見直しを図っていたところだったので、本書を見つけたのはちょうど“渡りに船”とでも言うべきグッド・タイミングだったのです。
内容は同氏が同じ年に上梓なさった『シンプルに使うパソコン術』(講談社ブルーバックス)の第4部、「テキストファイルでシンプルに作業する」の部分を再構成してググッと拡大させた感じでしょうか。
本書は鐸木氏お薦めのテキストエディタの説明に紙幅の大部分が費やされているのですが、読み物として面白く且つ示唆に富んで読み応えがあるのは、各章末に添えられているコラム「知っ得!」ではないかという気がします。
特に本文中ほどに収録された「文字コード裏話」という挿話は読んでいると少なからず暗澹とした気分にもなりますが、PCを日本語環境の中で使って行く私達が知っておいて損はない重要なトピックだと思います。
本文の面白さもさることながら、付録のCD-ROMには数々の秀逸なソフトも収められているので、こちらも順を追って試してみるつもりです。