たくれん
先日の「セッション・ナイト」からというもの、すっかりドラム脳が活性化してしまった様で、毎日スティックを手にしては部屋の中で振り回している有様です。
ドラムズというのは当然ながら、ギターやベースやキーボードの様に“自宅で音を出して練習する”という事が出来ません。
近頃はサイレント・ドラムみたいなものだってあるだろう・・・と思われるかも知れませんが、通常レベルの生活音に対する防音しか考慮してない“フツーの”集合住宅というのは、床の上に設置した固形物を何の気兼ねも無く叩ける環境ではないのです。
練習用のゴムパッドはもちろんのこと、柔らかいクッションや枕を叩いていてさえそれなりの打撃音は発生するし、時間帯によってはそれらが階下や隣室にも響いてしまう懸念は常にあります。
そうなるといきおいドラマーの宅練というのは、“ドラムセットの前に座っているつもり”でひたすらスティックを振り回す・・・今風の表現をすれば「エア・ドラム」をプレイする、ということになるのです。
・・・という訳でこの3連休は夜となく昼となく、ちょっと手が空くとデスクの脇からスティックを取り出してはブンブンパタパタ。
もちろんここ数日の好天に乗じて、ゴムパッドとスティックを手に河川敷まで足を延ばしたりも。
ルーディメンツのメソッドなどを地味にやっているのもそれはそれで愉しいのですが、やはりやるべき曲がある程度決まっていると愉しさも倍増!となるのが自然の理。
ドラミングのリハビリテーションに少しばかりの成果を感じる事が出来たこの3連休だったのでした。