ようこそマシーンへ
3連休初日の今日は例によって神保町歩き。特にコレといった目的が無くても、こう良い日和だとただブラブラと街を歩くだけで何とも気持ちがいいものです。
靖国通りを歩く人々の姿もどことなく足取りが軽そう。秋向けファッションのカラフルな色彩感で一層動きが軽やかに見えるのかも知れません。
こんな日は大抵の場合良い出逢いが待っているものと相場は決まっているのですが、馴染みの一軒で何とも面白そうな一冊が目に留まりました。デイヴィッド・ジョイナー著/川辺治之氏の訳による『群論の味わい』(共立出版)です。
手に取ってみればサブタイトルには「置換群で解き明かすルービックキューブと15パズル」とあり、フリーウェア・ソフトのSAGEを使った計算過程が沢山掲載されています。
そのテーマだけでも充分過ぎるほど面白そうなのに、目次をつらつら眺めてみると第6章のタイトルが何と「ようこそマシーンへ」になってるじゃないですか。
となるとどうしたって頭に浮かんでしまうのは、ピンク・フロイドのアルバム『炎(あなたがここにいてほしい)』に収められていたナンバー "Welcome to the Machine" 。そこで試しに第6章の冒頭を開いてみたところ、ちゃんと「訳注」にコメントがあったので再度ビックリです。
もうその時点でこの本は我が家に持ち帰る事に決定。シッカリと小脇に抱えてレジに向かったのでした。
その後は立ち寄ったコーヒー・ショップで、帰宅途中の電車の中で、帰宅してからはデスクの前で、ずっとこの本を読んでいます。面白いです。
・・・やっぱりありました、良い出逢い。
群論の味わい ?置換群で解き明かすルービックキューブと15パズル?
- 作者: David Joyner,川辺治之
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2010/12/10
- メディア: 単行本
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