蒼風閑語

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新C言語入門シニア編

一年程前にネット古書店で買い求めていた、林晴比古氏2004年の著作『新訂・新C言語入門 シニア編』(ソフトバンク・クリエイティブ)を読了しました。

B5判で丁度500ページというなかなかのボリューム。どちらかと言えば最初から順番に読むというよりも、必要なところを適宜開いて参照するリファレンス・ブックといった趣の一冊でした。

本書の読中に感じていた印象も一般的な参考書に対するものより、むしろ中項目主義の辞典やハンドブックの類を読んでいる時のそれに類似していた様に思います。

その意味で今回の読了は“隅々まで詳細に読み込んだ”というよりも、一通り目を通してどこに何が書いてあるかを概ね把握した・・・と表現した方がより実情に近いかも知れません。

ただそのぶん中に凝縮されているトピックの総量は圧倒的なので、いわゆる「C言語辞典」みたいなものと併せて書架に備えておけば、長く使い込む事の出来る一冊ではないかと思います。

全編に渡り比較的スマートな記述に終始しているので「ここはもう少し説明して欲しいな~」というところもあるのですが、そういった箇所には大抵シンプルなサンプル・コードが添えられており、これが理解の一助となっていました。

さて、本書でC言語のテキストも6冊目を読み終えた事になります。ちゃんと手を動かしながら読み進めていると多少なりとも慣れて来る実感はあるので、恐らく“ジンワリとユックリと”身に付いてはいるのでしょう。

引き続いて新たな文法のテキストを愉しむか、そろそろデータ構造やアルゴリズムの方にも手を広げるか、暫し書架と相談しながら考えてみるつもりです。

新・C言語入門 シニア編 (C言語実用マスターシリーズ)

新・C言語入門 シニア編 (C言語実用マスターシリーズ)