蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

11.11.11.

いったい世界中で今日どれだけの人々がこのタイトルこのネタで文章を書くのだろう・・・と思っていたら、『朝日新聞』の夕刊でもフツーに取り上げられていました。

しかも小さなコラムなどではなく結構大きめの記事です。どれどれと眺めてみれば最初はお約束の「婚姻届」ネタ。何でも「この日に入籍しよう」とプロポーズして、その後購入した車のナンバーも「1111」にしているという方までいらしたのだとか。

続いてはプロ野球ロッテ球団のドラフト交渉のお話。1位指名した選手と本日11時11分11秒に無事仮契約を結んだという内容でしたが、こちらはニュースになる事も予め見越した上での“秒単位までのコダワリ”でしょうか。

そして西武鉄道で「1」を形どった切符を6枚綴りにした記念乗車券を「2011組」発売したところ午前中に完売したというお話。

ようやるわ・・・と思わず溜息すら漏れてしまいそうですが、他にも今日が「立ち飲みの日」だとか「鮭の日」でもあったという事には、不勉強ながら初めて聞き及びました。

「立ち飲みの日」は「11」が立ち飲みをしている人の姿に似ているから、「鮭の日」は鮭のつくりである圭の字が「十一」を2つ重ねた様に見えるから、というのがその理由なのだそうです。

なるほど~と膝を打ったり顎を撫でたりするよりも、何だかガックシと肩が下がってしまう感じ。本文から滲み出る微妙な脱力感と、見出しで誇らしげに屹立している6つの1の字とのギャップが妙に可笑しい記事でした。