蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

明日は本番

なんのかんのとバタバタバタバタしている内に、アッという間のライヴ前日となりました。

先だってもこの欄に書き記しておいた通り、今回は人前で演奏すること自体を愉しんでしまおうというハラなので、変なプレッシャーみたいなものが無くてなかなかに気楽です。

もちろん現在の状況で出来る範囲においてベストを尽くすのですけれども、何と言えばいいのか・・・そう、今の心情に一番近く感じられるのは“気負いが無い”というコトバかもしれません。

十数年ぶりで人様に演奏をお聴かせするというのに何を達観した様な事を・・・という気がしないでもないのですが、結構実感ぽいです。

というのも、復活後スタジオで実際に音出しをしてすぐに判ったのは、長いブランクによるテクニック的な衰えはあっても、基本的な持ち前のタイム感や手クセ足クセの様なものは“殆ど変わっていない”という事実でした。

平たく言ってしまえば、たかだか十数年間ドラムに触らなかったからといって、いつの間にか別人の様なグルーヴが叩き出せる様になっていた・・・などという都合のいいハナシには決してならなかった、という事でしょうか。

10年前に出来ていた事はある程度時間さえ掛ければちゃんと元通り出来る様になるし、10年前に出来なかった事は当然“これから練習を積み重ねる事”無くして出来る様にはならないのです。

そんなアタリマエといえばアタリマエな事に気付いてしまえば、気負う心など霧散しようというもの。今出来る事を精一杯やっておけば何がしか後に繋がるものが残るでしょう。

・・・とか、コレ全て自分への「言い聞かせ」なのですけれどもね。