スラップ・マイ・ハンド
昨日はいつもの様に神保町を歩いていたのですけれども、馴染みの中古盤屋さんではちょうどCDの「100均セール」を開催中でした。
今回はLPの出品が無くCDオンリーの品揃えだったので、ダンボールの「エサ箱」に首を突っ込んでプラケースをガチャガチャ言わせながらの品定めです。
結局正価だと購入に二の足三の足を踏んでしまいそうな“シブめ”のアルバムばかりを9点選んで持ち帰ったのですが、今日それらの内数枚に耳を傾けてみるとコレがまた何とも言えず良い作品ばかりなのです。
特に最初から最後まで唸(うな)りっ放しになる位カッコ良かったのが、Jimmy Copley 2008年のソロ・アルバム "Slap My Hand"。
ドラマーのソロ作品らしく形態としてはゲストを招いてのセッション・アルバムなのですが、参加しているアーティストの顔触れが何とも豪華というか辣腕(らつわん)揃いというか・・・。
ズラズラと列挙してみれば、まずギターには御大 Jeff Beck、Micky Moody、Bernie Marsden、それにもちろん Char。ベースには Paul Jackson、Pino Palladino、Neil Murray に Ian Jennings。キーボードを務めるのは小島良喜、Dino Baptiste、Mark Stanway の3名。
バンド全体のアンサンブルはもちろんアーティスト個々のプレイに耳を傾けても、どこからどこまで“全身これ聴きどころ”といった風情が漂っています。
ブルーズに根ざしたセッションというのは、ともすればただルーズなだけのダラダラ演奏になってしまいがちなのですが、さすがにリズム隊が異常にシャキッとしているせいか弛緩した部分が一切ありません。
・・・コレは暫く“我が家のヘヴィ・ローテーション”となりそうです。
- アーティスト: ジム・コープリー・アンド・フレンズ
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2008/05/21
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (1件) を見る