蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

「立春」の出逢い

今日は久々に仄かな暖かさも感じられる、過ごし易い「立春」でした。

もちろんお察しの通り例によって神保町を歩いていたのですけれども、決して比喩や誇張ではなく、本当に足取りを軽く感じていたのは恐らく私だけでは無いハズ。

さすがに今日の時点では「ポカポカ陽気」とまでは行きませんでしたが、それでも日中の最高気温が10℃を超えると相当にカラダが動き易くなるのを実感します。

靖国通りの風景も店頭の均一台を覗く人の姿が普段よりもやや多めな感じで、どちらかと言えば店内よりもむしろオモテの方が賑わっている風でもありました。

私もいくつかの均一台を渡り歩きアレやコレやと品定めを愉しんで、その後はクラシック専門の中古盤店まで足を延ばして今度は音源を物色です。

しばしの間豊富な品揃えを検分して最終的に選んだのは、ギオマール・ノヴァエスというブラジル出身の女性ピアニストによる演奏を収めた3枚のモノラルLPでした。

実はこのノヴァエスについては名前を耳にするのも演奏を聴くのも初めてなのですが、あの辛口のドビュッシーフォーレが共に絶賛したピアニスト・・・と言われると、それはヤッパリ聴いてみたくなります。

ちなみにこの3枚に収録されている曲は、ショパンの『ピアノ協奏曲第2番』とシューマンの『ピアノ協奏曲イ短調』(オケはクレンペラー指揮のウィーン交響楽団)、シューマンの『交響的練習曲』と『幻想小曲集』、シューマンの『謝肉祭』と『子供の情景』と『蝶々』、というもの。

明日はこれらの演奏にジックリと耳を傾けてみるつもりです。・・・さて、どんな「出逢い」になるでしょうか。