蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

新規開拓

帰宅途中に夜の神保町を少しばかり散歩。

古書店街は既に店じまいの時刻を過ぎていたので新刊書店に行くか中古盤屋さんを覗くか・・・といったところだったのですが、いつもは通り過ぎる路地にふと入り込んでみると初めて見る中古盤店が目に飛び込んで来ました。

見れば以前から名前だけはよく耳にしていた有名なお店です。この街には毎週の様に足を運んでいるのですからとっくに出遭っていてもおかしくはなかったのでしょうけれども、そこが「縁」というものなのでしょう。

ここで遭ったが十年目、という訳でもないのですが思わぬ僥倖に感謝しつつまずは入店。スッキリとして整理整頓の行き届いた棚にキッチリ並べられている商品群はどれもコンディションが良さそうです。

しばらく品揃えを検分してからお店の方に在庫の有無を尋ねてみると、素朴な佇まいの女性店員さんがこれまた見た目通りの素朴な対応。イマドキのチェーン店ではなかなかお目に掛かれない自然な接客態度に好感が持てます。

少し時間は掛かったのですがお目当ての商品もちゃんと倉庫から出して来て下さり、結局1枚500円の中古CDを2枚持ち帰る事になりました。

この街でお世話になっているいくつかの中古盤屋さんに、また新たな一軒が加わった「文月の夜」。気のせいか蒸し暑さも若干和らいだ気がした帰り路でした。