スポット雷雨
先週18日(木)の夜に続いて今日の午後にも、ここ東京地方は局地的な強い雷雨に見舞われました。
先週はとにかく叩き付けるような雨と台風もかくやという強風で傘が全く役に立ちませんでしたが、今日は風もありましたけれども何よりもまず雷が活発でした。
地上の一般風に乗って積乱雲軍が次第に近づいてくるに連れて次第に稲光と雷鳴が大きくなって来るのですけれども、まぁそのスピードの早いこと。
気象庁のアメダス・データを眺めてみると、13時までは北寄りの風が吹いていたのが14時になると南寄りの風向に急変し、15時時点での大手町の降水量は21.0ミリを記録していました。
ところが16時の観測値では大手町は1.5ミリになった反面、練馬の辺りでは23.5ミリを記録、そして17時になると練馬では止んで今度は大田区界隈で54ミリの降水量となっています。
これは東京地方だけのデータですけれども試しに関東全域で時系列に沿って見てみると、強雨を示す赤い地域が本当にスポット・ライトの様にあちらこちらで発生していた様子が見て取れます。
全体的な温暖化傾向に加えて都市部におけるヒート・アイランド現象と、これだけ局地的に熱がこもっている所へひとたび上空の寒気でも流れ込めば、こういう突発的な雨の降り方が多くなるというのも道理といえば道理。
その内に、「スコールは夏の東京の風物詩」なんて言われる様になるのでしょうかねぇ・・・。