蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

長月の朔日

さてさて月が改まりました。今日からは「長月」です。

カレンダーを眺めると暦の欄には「二百十日」、そして「二十六夜」との記載があります。

そう、先月2日の当欄で御紹介した通り今日は旧暦の七月二十六日。もしも今夜お月様が出ていれば月光の中に阿弥陀・観音・勢至の姿が浮かび上がり、それを拝むために月の出を待つ事を「二十六夜待ち」と言ったりするのだ・・・というお話でした。

それでは今夜の東京地方は・・・と空を見上げてみれば、皆さんご存知の通り雲が垂れ込めるあいにくの空模様。有難いお姿は望むべくもありませんでした。

ではもう一方の「二百十日」の方はどうでしょう。定義は「立春から数えて210日目。台風の被害に遭いやすいとも言われ、稲の開花期にあたるため厄日とされている」という事。

ツイッターで台風情報を発信している「デジタル台風」のコメントによると、“台風201316号(YUTU)は9月1日18時(JST)には北緯33.6度、東経176.8度にあって、中心の気圧は1002hPa、最大風速は18メートルです” という事なので、まだ日本に直接的な影響を与える位置にはありません。

月が見えないのは少しばかり残念でしたが、台風については当然のことながら「無事が何より」。暑さこそぶり返しはしましたが、まずまず平穏な「長月の朔日」だったのではないでしょうか。