蒼風閑語

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ライトハウス英和辞典

それにしても、いわゆる「学習英和辞典」の進化ぶりにはまさに“眼を見張る”ものがあります。

先日の当欄で購入のいきさつをお伝えしておいた『ライトハウス英和辞典 第6版』(研究社)ですが、およそ10日ばかり使用してみてその使い易さにつくづく感心しているところです。

語釈と文例のクォリティの高さについては、さすがに現在愛用中の『スーパー・アンカー英和辞典 第4版』(学習研究社)に軍配が上がりそうなのですが、『ライトハウス』ならではの特徴として決定的なのはその徹底した“見易さの追求”でしょうか。

収録語数の多寡を競い合う泥仕合からは一歩引いた立場を取っておりその数約7万語と控えめなのですけれども、「余白」を充分に生かし「囲み記事」と「イラスト」をふんだんに配したレイアウトは、重要事項の視覚による確認が実に容易です。

特にこういう「レイアウト上の工夫」が奏功しているのが、【take】だの【make】だの【get】だの【go】だのといった、語釈が数ページにも渡る汎用性の高い基本語。

こういった項目の解説が小さな字でギッシリと隙間なく詰め込まれていると、なかなか読むのも大変というか、そもそも「読もう」という気にすらならなかったりするもの。

ところが『ライトハウス』だと、改行が頻繁なのと囲み記事や色遣い、記号のヴァリエーション等が巧みなせいか、実にストレス無く読み進める事が出来るのです。

月並みな感想で申し訳ないのですけれども、こんなにも親切・丁寧に書かれた辞書で勉強出来る今の学生さん達は、大袈裟でも何でもなくシアワセだなぁ・・・と思います。いや本当に。

『スーパー・アンカー』といい『ライトハウス』といい、学生さんのみならず「やり直し英語派」の方々にも大いにお薦め出来る、非常に良質な学習英和辞典ではないかと思います。

ライトハウス英和辞典 第6版

ライトハウス英和辞典 第6版