トラウト
実は今日ブダペスト弦楽四重奏団とホルショフスキーによるピアノ五重奏版を聴いたところなのですが、今夜はオリジナル・フォーマットである歌曲版の歌詞を御紹介しておく事に致しましょう。出典は「ウィキペディア」です。
“明るく澄んだ川で
元気よく身を翻しながら
気まぐれな鱒が
矢のように泳いでいた。
私は岸辺に立って
澄みきった川の中で
鱒たちが活発に泳ぐのを
よい気分で見ていた”
“釣竿を手にした一人の釣り人が岸辺に立って
魚の動き回る様子を
冷たく見ていた。
私は思った
川の水が澄みきっている限り、
釣り人の釣り針に
鱒がかかることはないだろう”
“ところがその釣り人はとうとうしびれを切らして卑怯にも
川をかきまわして濁らせた
私が考える暇もなく、
竿が引き込まれ
その先には鱒が暴れていた
そして私は腹を立てながら
罠に落ちた鱒を見つめていた”
(シューベルト : 歌曲『鱒』 作品32 D550 [作詞 : シューバルト])