蒼風閑語

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新選古語辞典

土曜日は小雨のパラつく中、神保町の古書店街をテクテク。

どうしても傘無しでは駄目!という程ではないけれども、かと言ってさしてないと確実に濡れてしまう・・・という感じの微妙な降り方。

歩道を歩きながらも傘を出したり引っ込めたりしながらの巡店となりましたが、とあるお店で辞書のコーナーを眺めていると小さな古語辞典が目に留まりました。

中田祝夫氏が編集をなさっている『新選古語辞典』(小学館)です。奥付を見ると1990年刊行の「常用」新版(第四版)の第十二刷で、特徴的なベージュ色の紙カバーもちゃんと付いています。

さすがにカバーの背の部分にはヤケが目立っていたのですが、本を開いてページを繰ってみれば中身は至って良好なコンディション。

実は現在自宅で愛用している『古語大辞典』(小学館)も中田氏が編集委員として名を連ねており、本書の内容はほぼこれの「縮小版」と言ってしまっても良い位のものです。

実際図書館などでサッと意味を調べたい時には大抵『新選』を傍らに置いていましたから、どちらかと言えば既に “勝手知ったる” 一冊とも言えます。

しかも値段はといえば一番大きい硬貨1枚で買えてしまうのですから、ここは迷わず持ち帰っておく事にしました。ラッキ~!

そしてこの辞書の我が家での居場所は、書架の中ではなくデスクの脇。『新明解国語辞典』(三省堂)や『スーパ・アンカー英和辞典』(学習研究社)等と同様、必要な時にすぐさま手にとって引くべき常用辞書のひとつ・・・というワケですね。

新選 古語辞典

新選 古語辞典