蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

数学大明神

強風が吹き荒れた昨日とは打って変って穏やかに晴れ上がった、清々しくとても良い日和の一日でした。

買い物と散歩を兼ねて隣町まで歩く間も、気温は十分高いのに空気が乾燥しているせいか汗ひとつ掻くでもなくとても爽やかです。

暮し向きのものを買い求めてから立ち寄った古書店で、数学者の森毅と画家・エッセイストである安野光雅両氏の対話形式による共著『対談 数学大明神』(ちくま文庫)を見つけました。文庫とはいえ数学をネタにした対談集で500ページ近いボリュームとは、イマドキのお手軽な企画モノとは明らかに一線を画している様に見えます。

帰り道、休憩がてらコーヒーショップに寄り道して早速ページを開いてみると・・・冒頭いきなり「ファインマン・レクチャーズ」中の有名なエピソードが取り上げられていて、もう最初からお話の中に引き込まれてしまいます。ついつい長っ尻を決め込んで、気が付いたら外はもう薄暗くなって既に夕闇が迫る頃合。

長居をしたついでに明日から楽しむコーヒー豆も少し買い求めてから、ちょっとだけ急ぎ足で帰途に付いたのでした。

対談 数学大明神 (ちくま学芸文庫)

対談 数学大明神 (ちくま学芸文庫)