蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

キュムラニンバス

先週金曜の夜から土曜日にかけての暑さがやや凌ぎ易い感じだったので、少し油断をしていたカラダとココロに昨日今日の「ぶり返し残暑」はちょっとキツイ感じも。

でも一つ嬉しいのはひとたび空に目を向けると、圧倒的なダイナミックさで天高く盛り上がっている積乱雲の群れが、ビルの谷間からほぼどちらの方角にも見られる事。

信号待ちの最中などに、強い陽射しでクッキリと陰影の付いた巨大なブロッコリー状の雲頂部が、モコモコと音が聞こえて来そうな勢いで形を変えて行くのを見ていると、大袈裟でなく暫しの間暑さを忘れて見入ってしまいます。

普通に空や雲の写真を撮っていても、刷毛でサッと一掃きした様な「巻雲」や鱗雲・鰯雲と呼ばれている「巻積雲」と並んで最も写真映えがするというのか・・・そうそう、所謂“フォトジェニック”な被写体なのです。

ただ惜しむらくは山や海ならぬ都会の真ん中なれば、人の波に押されて折角の入道雲をゆっくり眺めているヒマもユトリも無いという事でしょうか。・・・てか、暑いですしね。