台風一過

昨日台風１８号が通り過ぎ、空気がすっかり入れ替わったとても爽やかな一日でした。

スッキリと青い空には巻雲や巻積雲が浮かんで、まるで秋の美しさを先取りした様。こんなに高い空を見るのは久しぶりです。

今日はどこへ行っても開口一番の挨拶は「台風一過ですね～」「良い天気になりましたね～」といった遣り取りから。

ここ東京では昨日の午後辺りから既に顕著でしたが、とにかく湿度が低いとこんなにも気持が良いものか・・・という事をつくづくと実感した日でもありました。

そして陽が落ちると今度は満月を２日後に控えたお月様が煌々と。これまた秋の雲が時折陰を付ける風情が好ましくて、実は満月当日よりもむしろその前後２日間の「僅かにいびつ」な形の方が美しいんじゃないかと、ふと思ったり。

帰宅してから思い立って、多摩川の河川敷まで散歩に出てみました。土手の上や橋の上から川面を眺めると、映し出された月明かりが光の粒を煌めかせてそれはそれは美しい。しかも時折吹く夜風が何とも涼感一杯です。

一年で最も良い季節がもうそこまで来ているのをまざまざと実感した「台風一過」の好日でした。