蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

秋風にハープ

暑くなく寒くなく気持ちの良い天気に恵まれた連休中日の今日、たまにはCDショップでも覗いてみるかと思い立って、有楽町にある大きなお店を訪ねる事にしました。

以前は話題の輸入盤などを買い漁りに毎月の様に訪れていたのですが、ここ数年は電車を降りるのも大型書店のある東京駅ばかりですっかり足が遠のいていたのです。

久々に見る店内は、さすがに棚の位置などのレイアウトは多少変わっているものの店全体の佇まいはそのままで、幾つかのフロアを時間を掛けてジックリと眺める事が出来ました。

最近はCDも手軽さと価格の安さからネットで注文する事が少なくないのですが、やはり実際に店頭で手に取って、タスキに書かれた「叩き文句」を読んだりジャケット裏側の細かいデータをチェックしたりしながら選ぶ愉しさは格別です。

暫くあれこれと物色してから買い求めた1枚は、先だって中古雑貨店で出逢って以来すっかりハマってしまっている Lee Oskar 1976年のソロ・デビュー作。

ブルース・ハープの音色の美しい事は言うまでも無いのですが、実はプロデュースも努めているドラマーの Greg Errico が叩き出す、この手のインストものには珍しい程“重たいビート”が物凄く気持ち良いのです。

ただ、見るほどに「・・・・・・」となってしまうジャケット・デザインだけは、先の "My Road Our Road" 同様にアレなのですけれども。

Lee Oskar

Lee Oskar