残暑の中で
昨日は厳しい残暑にもめげずいつもの様に神保町を歩いていたのですが、さすがに出掛けるタイミングを大分陽が落ちてからにしたので、古書店巡りのルートは時間が無いとき用のショート・カット・ヴァージョン。
それでも数軒で仔細に書架を検分していると、気が付けば辺りにはすっかり夜の帳(とばり)が下りてしまっています。
冷房の効いたコーヒー・ショップで一休みしてから、そういえば今日はまだ中古盤店を覗いてないなと思い至り、帰り道にロック専門店へ立ち寄ってみる事にしました。
すると折しも店頭の均一台で、こちらのお店では久しぶりとなる「1枚100円セール」を実施中。クラシック専門店ほどには出品点数自体が多くないので、選ぶ方もそれなりにユックリ・丁寧なものです。
その「100均台」の品揃えの中からLP盤を5点程を選び出しておいて、こちらも念のためにと店内の商品にも一応目を通してみれば、何と Jennifer Warnes 1976年のアリスタ・レーベルからのデビュー作がヒョッコリと現れたではありませんか。
ファンの間では 「Jennifer といえばやっぱりコレだよね!」といった高い評価を受けているにも拘わらず、現在に至るまで未だCD化さえされていないという“幻のデビュー作品”です。
Joe Cocker の "Stingray" や B.B.King の "Take It Home" に続いて、なかなかにスゴい出逢いが相次いでいる、ここ最近の中古盤店巡りです。