蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

卯月の古書街で

今日は夕方神保町に寄り道をしてみました。

大抵そうなのですが、時間がないから足早に均一台だけをざっとチェックして・・・などと思っている時に限って面白そうな本は次々と現れるものです。

今夜もあっという間に文庫本が2冊に新書が1冊、それにちょっと変わった装丁のエッセイ集が1冊。あれれ、こんなつもりじゃなかったのに・・・。

そしてダメ押しは最後に覗いた一軒で久々にちゃんとした理工書を1冊。最近は理工書にも文庫化されたものが沢山あるのでそういったものを流し読む事が多いのですけれども、今日買い求めたのは立派なA5判のハードカバーです。

5冊の本が収まりズッシリ重くなった鞄を抱えて歩いていると、お気に入りのうどん屋さんがまだ営業中。ちょうど小腹が空いたところでもあったので、かけうどんを一杯手繰って行く事に。

2台ある大きなテーブルにお客さんが向かい合ってズラリと並んでいる店内の風景は、いつ見ても独特な風情と活気があります。

お向かいに座っていた若い会社員が奇妙な箸使いでぎこちなく麺を「食べて」いるのを眺めたりしている内にかけうどんが到着。箸が正しく使える様ちゃんと躾けておいてくれた両親に感謝しながら、シッカリ麺を「啜って」おきました。

沢山の本を手にして美味しいうどんも食べて、すっかり上機嫌で満開の桜に彩られた古書の街を後にしたのでした。