蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

彼岸太郎

明日18日は「彼岸の入り」です。普段生活の中で何気無く使っている言葉ですが、何か面白い意味が見つかるでしょうか。いつもの様にちょっと調べてみる事にしましょう。

【ひ‐がん】 彼岸

①むこうぎし。 ②煩悩(ぼんのう)を超越した悟りの境地。 ③春分秋分を中心にした七日間。 ④「彼岸会(ひがんえ)」の略。

学習研究社『国語大辞典 第二版』より抜粋)

つまり明日18日(日)が「彼岸入り」で21日(水)が「春分の日」、そして24日(土)が「彼岸明け」、という訳です。「彼岸会」というのは御存知の通りお彼岸に行う法事を指して言うのですが、一方で古語辞典にはこんな面白い言葉も。

【ひがん‐たらう】 彼岸太郎

彼岸の第一日。彼岸の入り。この日晴天ならば、その年は豊作であるといわれた。春の季語。

小学館『古語大辞典』より抜粋)

天気予報によれば明日は全国的に晴れの地域が多い様ですので、儀礼とはいえまずは一安心、といったところでしょうか。