蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

彼岸の入り

今日は日中の最高気温が16.1℃で最低気温は11.5℃と、春らしく過ごし易い空気に包まれた「彼岸の入り」となりました。

週間天気予報を見ても当面気温の動きに大きな変化は見られず、この先暫くは“最高気温15℃最低気温10℃”の辺りで安定して推移する予想となっています。

「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言われますが、今年は身に付ける衣服の点数もここ一週間程で一気に減って行った感じで、何だか季節の方が暦にタイミングを合わせているんじゃないかと思ってしまう程。

ところでつい先程までTVのニュース番組で、イギリスのブレア元首相をスタジオに招いたタウンミーティングの様子を放送していました。ちなみに彼(か)の国ではお彼岸の事をなんと言うのでしょうか。

ウィズダム和英辞典』(三省堂)によると「彼岸」は "the equinoctial week" で「彼岸の入り」ならアタマに "the beginning of" を付ければ良いとの事。「彼岸の中日」であれば "the equinox day" で、これは即ち「春分秋分」を指すのですよ、とあります。

夏目漱石の『彼岸過迄』は "To the Spring Eqinox and Beyond" だともあって、そういえば Agatha Christie の Mary Westmacott 名義での傑作 "Absent in the Spring" には『春にして君を離れ』という邦題が付いていたのだったなぁ・・・などと、昔読んだ本の事を思い出したりしていたのでした。

ウィズダム和英辞典

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