蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

春分モーメント

これぞ春分の日!と言いたくなる程よく晴れた暖かい一日でした。では折角なのでいつもの様に意味・定義を調べておきましょう。

春分】 (vernal equinox)

二十四節気の1つ。太陽が黄経0度の春分点を通過する時刻。春分を含む日を「春分の日」といい、太陽暦で3月21日ごろ。昼と夜の長さがほぼ同じになる。このころから4月上旬にかけての気温の上昇率が大きいが、しばしば寒の戻りがある。

(東京書籍『気象科学事典』より抜粋)

英和辞典に"vernal"は「春の、春に現れる」とあり、"equinox"は「昼夜平分時(昼夜の時間が同じ時)、分点(黄道天の赤道の交点;その時が昼夜平分時)」とある事からも分かる通り、「春分」というのは地球と太陽の位置関係のある一瞬乃至その刹那を指して言うコトバの様です。

語義を知った上で「春分を含む日が春分の日」という定義を改めて眺めてみると、何だか他の二十四節気と比べて幾分具体的・定量的な感じがして来るから不思議です。少なくとも「虫が這い出る頃(啓蟄)」なんていうアイマイな表現とはやや一線を画している様な気がしているのですが・・・気のせいかな?