蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

ベーテ・アンザッツ

秋雨前線の南下に伴って北から秋の空気が入り込み、昨日から今日にかけて関東地方は一気に涼しくなりました。

それにしても嬉しいのは夜帰宅して部屋に入った時、空気の“モンワリ感”が明らかに和らいでいる事。しかも窓を開けるとすぐさま涼しい空気が流れ込んで来て、比較的短時間の内に過ごし易い室温に落ち着く感じがします。

一昨日まではいたずらに室内の空気をかき回しているだけに見えた扇風機からも、昨日今日はちゃんと涼味の感じられるそよ風が吹き付けて来るので、思わず「お、ちゃんと仕事してんじゃん」と益体も無い事を一人ごちてみたり。

夕食後は丸善発行の物理雑誌『パリティ』9月号を開いて、Murray T. Batchelor氏の著述を田崎晴明氏が翻訳された「ベーテ仮設の75年」と、Theodore A. Welton氏によるモノローグを家泰弘氏が訳した「若き日のファインマン」という2編の記事に目を通します。

・・・と、涼しい風を肌に感じながら読み耽る内に何だか少し眠くなってきました。そろそろ布団に入って、久々に訪れた快適な睡眠時間を充分に満喫しておく事にしましょう。明日は葉月の晦日です。

パリティ 2007年 09月号 [雑誌]

パリティ 2007年 09月号 [雑誌]