蒼風閑語

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リトル・プレジャー

先日の当欄で購入に至った顛末をお伝えした『理化学辞典 第5版』(岩波書店)ですが、あれ以来一日の最後には必ずこの重厚な辞典を開いて読み耽るという毎日が続いています。

当該辞典は御存知の通り一般的な辞書と同様小項目主義によって編まれているので、自然科学全般について興味を持っている対象が広ければ広い程、所謂“読み応え”や“使いで”が良くなる作りになっています。

私自身も化学に積極的な興味を持ち始めるまでは、ちょっと「使い切れそうも無い感じ」の方が強くて今まで購入するに至ってなかった訳ですが、どうやらここに来て正に丁度良いタイミングで手にする事が出来た様です。

数学についてはこちらも小項目主義で編まれた矢野健太郎氏の『数学小辞典』(共立出版)を長らく愛用しており、これを入手した時もやっぱり嬉しくて、様々な項目を拾い出しては毎晩の様に眺めていた記憶があります。

何だか国語辞典を初めて手にした小学生みたいで我ながら「オトナ気無いなぁ」と思わないでもないのですが、このワクワク感はオトナ気無く学習を続けていてこそ味わえるものでもあり、だからこそ貴重でもあるのです。

岩波 理化学辞典 第5版

岩波 理化学辞典 第5版

 
数学小辞典

数学小辞典

 
数学小辞典 第2版

数学小辞典 第2版