蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

5ヶ月目の出逢い

昨夜帰宅してポストの中を覗くと、大量の投げ込みチラシの中に埋もれる様に一通のメール便が届いていました。

お、これは・・・どうやら一週間ほど前にネット古書店で注文していた本が届いた様です。6月の末頃に一括復刊されていた岩波書店の自然科学書の中から、大貫義郎氏の『ポアンカレ群と波動方程式』(応用数学叢書)という一冊。

今年に入って間もない頃に読了した“岩波講座 応用数学”からの分冊、江沢洋氏と島和久氏による共著『群と表現』に「参考文献」として取り上げられられていたもので、ずっと“読みたいリスト”の中頃に置いていたのですが、復刊からおよそ5ヶ月目にしてようやくの出逢いとなりました。

出版社の紹介コメントにも“ポアンカレ群のユニタリ表現論と物理学との関連をくわしく論じた他に類をみない労作”などとある通り、一見してややマニアックで難し気な内容なのに、何とも面白そうで「読む気」をそそる風情を持つ本書はまさに「古書で安価に入手したい本」の代表格。

今夜はチロチロと前書きを覗いたり目次の項目を辿ったりしながら、どのタイミングで読み始めようかと読書計画をあれこれ思案しているところです。

ポアンカレ群と波動方程式 (応用数学叢書)

ポアンカレ群と波動方程式 (応用数学叢書)