蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

情報と社会

昨日今日の東京地方はとても穏やかに晴れ上がって、とても気持ちの良い“暖かい節分”と“暖かい立春”となりました。

気象データによれば今日は最高気温が13.8℃、最低気温の方も3.8℃という事でしたから、数字だけ見ても季節を少しばかり先取りした暖かさなのだという事が実感出来ます。

そんな中、今日は“IT Text 一般教育シリーズ”なる叢書の中から、川合慧氏の監修により2004年に刊行されたテキスト『情報と社会』(オーム社)を読了しました。

先に読み終えた同社の“IT Text シリーズ”所収の『情報リテラシー』が、情報化会における行動や思考法について包括的に述べた概説書だとすれば、本書はより具体的な形で個別の知識や概念を解説したものと言えるでしょうか。

全体の構成は、第1章「情報とコミュニケーション」、第2章「ユーザインタフェース」、第3章「情報とネットワーク」、第4章「情報ネットワークの通信プロトコル」、第5章「情報ネットワークの仕組み」、第6章「インターネットと情報システム」、第7章「情報システム」、第8章「企業活動と情報システム」、第9章「社会基盤としての情報システム」、第10章「情報セキュリティ」、第11章「情報社会におけるコミュニケーション」、第12章「情報が変えていく社会」、第13章「情報社会と法律・危機管理」、という流れ。

シリーズ名にある通り、本書は大学の一般教養課程で使用する教科書として執筆されているため、情報処理の基礎的な知識が非常にバランスよく且つ過不足の無い形で盛り込まれており、この分野についての「大局観」を養うには打って付けの一冊でした。

ここからもう1歩踏み込んでネットワーク・システムの学習を始めたりすると、更に複雑で面白い世界が開けて来るのかも知れませんね。

情報と社会 (IT Text)

情報と社会 (IT Text)