本と音楽と珈琲の夜

雨が降ったり止んだりと生憎の空模様でしたが、シトシトと降る雨は空気に程よく潤いを与えてかえって気持ちがいい位。

折り畳み傘をカバンから出したり引っ込めたりしながら過ごした一日、最後は神保町で締めておきました。

馴染みの古書店で取置をお願いしておいた本を何とか閉店前に受け取ってヤレヤレ。これを行きつけのコーヒー・ショップで少し読んでから帰りましょうか・・・と思いつつ、同じ靖国通り沿いにある中古盤屋さんにも寄り道。

しばし棚の品揃えを眺めて、新着商品の中から世評の高い交響曲のライヴ録音を１枚セレクト。久しぶりに聴くドヴォルザークの９番です。

１点ずつの本とＣＤをカバンの中に携えて、いつの間にか雨もすっかり上がった街を抜けて今度こそオフィス街の中にあるコーヒー・ショップへ。

大きめのマグカップに注がれた温かいコーヒーを啜りながら、新しい本のページを繰って拾い読みをしたりＣＤのブックレットを開いてライナー・ノートを眺めてみたり。

自宅でくつろいでいる時も愉しむのは専ら本と音楽とコーヒー・・・ですから、オモテにいてもウチにいても一番のリラックスを演出する小道具がこの３つ、という事なのでしょうね。

小一時間至福の時間（とき）を過ごしてからユルユルと帰途についた雨の夜でした。