至福の三連休

終始雨には祟られましたが、この三連休は “神保町皆勤” でした。

「神田古本まつり」も「神保町ブックフェスティバル」も共に俄か雨の隙間を縫っての開催という感じで、今回ばかりはお天気に「してやられた！」といったところ。

それでも中止にはならず断続的にでも愉しむ事が出来たのは、見方を変えれば「ついていた」と言えるのかも知れません。

いずれにせよ、今年もこの２つの大イヴェントを充分に堪能することが出来ました。古書店の皆様と出版社の方々の双方に改めて感謝しておきたいと思います。

さて昨日そのイヴェントからの帰り路、馴染みのコーヒー・ショップで一息ついてから東京駅に向かう途中の駅前商業施設内。大型書店の店頭では折しもバーゲンブック・フェアを開催中でした。

３日間の「本好きの祭典」の締め括りにちょっとだけ覗いておきましょうか・・・とさして広くもない展示スペースを一渡り眺めてみると、やや場違いな風情でクリーム色の函に入った辞書が２冊。

確かめるまでもなく『スーパー・アンカー和英辞典 第２版』（学習研究社）でした。現在は既に「第３版」に代わって１年になろうとしていますから、さしずめデッド・ストックの放出品といったところでしょうか。

手に取ってみればスリップこそ抜かれていますが状態はほぼ新品。ちょうど現行の「第３版」を購入しようかと考えていたところだったので、まさにグッド・タイミングです。即決で持ち帰る事にしたのは言うまでもありません。

・・・という訳で、最後の最後まで「良書との出逢い」に恵まれた三連休だったのでした。楽しかった！