水無月の朔日
落雷、降雹、短時間強雨・・・とシビア・ウェザーのオン・パレード状態だった昨日とは打って変って、とても気持ち良く晴れ上がった爽やかな6月のスタートとなりました。
6月といえば旧暦では水無月。「水無月祓い(みなづきはらい)・夏越の祓い(なごしのはらい)」など、所謂「なごせ」の行事を執り行う時期でもあります。
【夏越しの祓(はら)へ】
陰暦六月晦日に宮廷や神社で行われる大祓えの神事。半年間の罪や汚れを除くために行う。 (中略) 諸社では、茅萱(ちがや)で輪を作り参詣人にくぐらせ、祓えをし、また人形(ひとかた)を作り、それで参詣人の体をなで、水に流して祓えをした。「なつばらへ」「みなづきばらへ」とも。
(小学館『古語大辞典』より抜粋)
晦日の事を朔日に書くというのも些か気の引けるところではあるのですが、この月には欠かせない初夏の風物詩ということで、少しだけ話題を先取りしてみました。