蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

卯月の晦日

新年度になって最初の祝日だった「昭和の日」の昨日は、空を見上げれば思わず溜息が洩れてしまう程の上天気でした。

午前中はグルグルと洗濯機をまわしておいて、午後からは「こんな日はこれしか無いよね」とばかりに、既に照り返しに眩しさを感じる景色の中読みかけの本を持って多摩川へ。

いよいよゴールデンウィークに入ったという事もあってか、河川敷の賑わいも普段よりやや控え目といった感じ。その分腰掛ける場所はどこでも選(よ)りどり見どりです。

春風に吹かれながら広々とした土手の中腹に腰を下ろして、携(たずさ)えて来たペットボトルから時々水分を補給しながら古い物理学の概説書を読み進めるという、本好きにとっては“これ以上考えられない”位に「至福」のひとときを過ごしたのでした。

そして今日「卯月(うづき)の晦日(つごもり)」も、昨日に引き続きとても気持ちの良い一日となりました。街を歩けば家々には色とりどりの鯉のぼりが泳ぎ、また至る所で花々が今を盛りとその美しさを競い合う“眼にも愉しい”季節と言えそう。

明日からは一年の“次の3分の1”の始まりです。