蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

旧版との出逢い

今日はいつもの様に・・・というべきなのかどうなのか、年が2010年に改まってから初めての神保町歩きでした。

さすがに初めてのお店を開拓する日ではないと思うので、馴染みのお店をいつも通りの順番で、もちろん可能な所では新年の挨拶など交わしながらの古書店巡りです。

程度の差こそあれ何らかの形で商品の入れ換えをして棚模様が変わっているお店がほとんどなので、つい一軒のお店に長居をしてしまいがちでなかなか捗(はか)が行きません。

結局昨年末に天野清氏の『量子力学史』を買い求めたお店で、同じく中央公論社の“自然選書”の中から高林武彦氏の『量子論の発展史』を選んでおく事に。

もう随分前に、再刊された“ちくま学芸文庫版”を読んだ事はあるのですが、その時から「もう少し大きな版組みでユッタリと読めたらなぁ」・・・などと思っていたのでした。

帰りの電車の中で早速冒頭部を紐解いてみたところ、まぁその読み易い事と言ったらまるで別の本を見ている様。まるで大きな活字が網膜に向かって全力疾走して来るみたいです。

先だっての『量子力学史』はまだ部屋の片隅で“積ん読”状態なのですが、どうやらこちら『量子論の発展史』を再読する方が先になりそうな雲行きです。

量子論の発展史 (1977年) (自然選書)

量子論の発展史 (1977年) (自然選書)

 
量子論の発展史 (ちくま学芸文庫)

量子論の発展史 (ちくま学芸文庫)