蒼風閑語

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基礎からのC

「C言語の基本書はこれにしよう」と思い定めて読み進めていた、山田和夫氏2008年の著作『基礎からのC』(ソフトバンク・クリエイティブ)を読了しました。

思えば、伊藤華子氏の『パソコンプログラミング入門以前』(毎日コミュニケーションズ)から(株)アンクによる『Cの絵本』(翔泳社)、林晴比古氏の『新訂・新C言語入門スーパービギナー編』(ソフトバンク・クリエイティブ)へと読み継いで来た「C言語」のテキスト。

そろそろ手を動かしてみたいなと思った時に書店であれこれと見比べてみて、感覚的に一番シックリ来たのが本書だったのでした。

最初に実行した "Hello C!" のコードを収めたファイルの日付が3月7日になっていますから、全てを読み上げるのに凡そ2ヶ月半以上を費やしたという事になります。

上記3冊の優れた入門書に予め目を通しておいた事が功を奏したのかも知れませんが、本書の記述はコーディングの初心者にとって非常に取り組み易いものではなかったかと思っています。

各チャプター毎に収められた5つ程のサンプル・コードと章末に置かれた2題の練習問題の難易度も実に程の良いもので、独学のビギナーにも滞るところ無く最後のページまで辿り着く事が出来ました。

しかも全ての章を学び終えて更に深く知りたい気持ちが湧き起こるのは、やはり本書の“基本書としての完成度の高さ”と著者の力量を裏付けているのではないかと思います。

ここは少しばかり腰を据えて、もう少し“Cの沃野”を歩いてみようかと考えているところです。

基礎からのC (プログラマの種シリーズ)

基礎からのC (プログラマの種シリーズ)