蒼風閑語

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神田古本まつり

神保町では昨日27日(木)から、恒例の「神田古本まつり」が開催されています。

実は昨日の夕方少し足を延ばして来たのですが、好天に恵まれたせいもあってか平日の夜ながら結構な盛況ぶりでした。

もちろん閉会までほんの1時間ばかりの事なので本当にザッと眺めただけなのですが、それでもヒョイヒョイと面白そうな本が出て来るから不思議なものです。

中でもとある馴染みのお店で、アミン・マアルーフ著/牟田口義郎氏の訳による『サマルカンド年代記 ― 「ルバイヤート」秘本を求めて』(リブロポート)が見つかったのは、全く予想もしていなかった“思わぬ出逢い”でした。

顔馴染みの店員さんとお天気の話などしながら品揃えを眺めていると目に付いた黒っぽい背表紙の上製本。棚から引っ張り出してみるとカバーは汚れ小口にはうっすらとホコリ染みが出ていますが、全体的なコンディションはそう悪くありません。

ずっと以前に読んだ何かの本で参考文献として取り上げられており、それ以来「読みたいリスト」のウンと下の方に入れっ放しにしてあった一冊です。

「コレ探してたんですよね~」とニコニコ顔でその店員さんに渡すと、「あ、それ○○円でいいですよ」とただでさえ安価な表示価格からの更なる値引き。こんな事もマレにあるのが大きな催事の面白いところでしょうか。

この「神田古本まつり」期間は11月3日まで。明日あさっては各出版社による「神保町ブックフェスティバル」も同時開催という事ですから、本好きにとっては堪らない「ゴールデンウィーク」となりそうです。