蒼風閑語

ll_bluewind_llのひねもすのたりのたり

今宵のワンダ

今夜部屋の中に流れているのはこんなナンバー。

 ゴルトベルク変奏曲 (BWV 988)

 協奏曲ニ長調 (BWV 972)

 幻想曲ハ短調 (BWV 906)

 前奏曲:フーガとアレグロ変ホ長調 (BWV 998)

 2声のインヴェンション (BWV 772-786)

 幻想曲ハ短調 (BWV 919)

 3声のインヴェンション〈シンフォニア〉 (from BWV 787-801)

 カプリッチョ変ロ長調 『最愛の兄の旅立ちに寄せて』 (BWV 992)

 パルティータ第2番ハ短調 (BWV 826)

・・・これらの曲がプレイエル社のオーダーメイド・ハープシコードで奏でられる時、そこに響いているのは紛れもなくバッハの音楽でありながら、一方で完全に彼女自身のオリジナル作品にもなっている。

「アレンジメント」などという言葉からは最も縁遠いところにある、再現芸術としてのクラシカル・ミュージックにおける“真の意味での”オリジナリティ。

それはグレン・グールドの専売特許ではなかったのです。

ワンダ・ランドフスカによるバッハ作品集。目下のところ我が家で最高のヘヴィ・ローテーションになっています。