今宵のワンダ
今夜部屋の中に流れているのはこんなナンバー。
2声のインヴェンション (BWV 772-786)
3声のインヴェンション〈シンフォニア〉 (from BWV 787-801)
カプリッチョ変ロ長調 『最愛の兄の旅立ちに寄せて』 (BWV 992)
・・・これらの曲がプレイエル社のオーダーメイド・ハープシコードで奏でられる時、そこに響いているのは紛れもなくバッハの音楽でありながら、一方で完全に彼女自身のオリジナル作品にもなっている。
「アレンジメント」などという言葉からは最も縁遠いところにある、再現芸術としてのクラシカル・ミュージックにおける“真の意味での”オリジナリティ。
それはグレン・グールドの専売特許ではなかったのです。
ワンダ・ランドフスカによるバッハ作品集。目下のところ我が家で最高のヘヴィ・ローテーションになっています。