ヘルムートの平均律
今日はバタバタと私用を片付けている内に午後になってしまい、神保町に足を運ぶ事が出来たのは夕方４時近くになってからでした。
朝から陽が射したり曇ったりと何となくハッキリしない空模様でしたが、オモテに出て歩いてみると思いのほか蒸し暑い感じです。
やや駆け足気味ながらも馴染みのお店を何軒か覗いて、今日は熱心に背表紙を読んだだけ。手ぶらのまま所在なく中古盤屋さんまで足を延ばすと、入り口脇にダンボールがいくつか並んで全体に赤っぽい色調が目を引いています。
ひと目でピンときて近付いてみれば案の定、Orfeo レーベルのCDが大量入荷していました。しかもかなり状態の良いものが多く、未開封品も相当量含まれています。
これはこれはと念入りにチェックすること暫し。ちょうど“聴きたいリスト”に入っていた商品を２点見つけることが出来ました。
上機嫌でLPのフロアにも足を運んでアレコレと物色していると、こちらではヘルムート・ヴァルヒャのハープシコード演奏による『平均律クラヴィーア曲集』全曲盤を発見。ものすごく立派なクロス装のボックスに入った５枚組です。
検盤コーナーに持ち込んだところ、６０ページ以上もある分厚い解説書の表紙にはうっすらとホコリ染みが浮いていますが、盤についてはキズはおろか皮脂やカビなどによるヨゴレも見当たらず目視上は「極上」レベル。
しかもその値段たるや・・・いやもう敢えてここに書くことは致しませんが、嬉しいやら申し訳無いやらのリーズナブル・プライスであった事を申し添えておきましょう。
