名著復刊
昨日はまるで初夏の様な気持ちの良いお天気の中“神保町歩き”。好天に恵まれたせいか街を歩く人の数も多からず少なからず、それなりに賑わいを見せて程好い感じの混み具合でした。
そこで日曜日にも開けている古書店を覗いては普段よりゆっくり目に棚を検分してみたり、いつもはあまり時間を掛けない大型書店で久しぶりにジックリと新刊書を眺めてみたり。
あちこちへ寄り道をしながら最終的に買い求めたのは、待望の復刊と言うべき久保亮五氏のデビュー作『ゴム弾性 初版復刻版』（裳華房）。当初は２３日に増刷予定だったのが１週間繰り上がって１６日になっていたのです。
時折古書店の店頭で見掛ける事はあっても、なかなかおいそれとは手を出しにくい値が付けられる事の多い１冊だったので、今回新品が適正な価格で入手出来る様になって喜ばしい限り。
そういえば来月にはランダウ＝リフシッツ『物理学小教程 量子力学』（筑摩書房）や山内恭彦氏の『一般力学』（岩波書店）といった良書の復刊が控えているし、再来月には毎年恒例の「東京国際ブックフェア」も開催予定。
財布の紐を締めておくのに一苦労を要する、昨今の“理工書復刊ブーム”ではあります。
